洗面所へ―
あれは、絶対会社に行く気だな。
「お粥にしましたけど食べられますか?」
「ん」
「あ、食べる前に熱計って下さい」
「もう下がったって」
「恭介さん」
「チッ」
仕方なしに体温計を挟んでる。
ピピピピ
「ん」
体温計は
「37゚ですか」
「ほら下がってっだろ」
「会社」
「行くに決まってっだろ」
やっぱりね。
「じゃあ、お粥食べて下さい」
「……」
仕方なしに食べてる。
――
―
「行くぞ」
「本当に大丈夫ですか?」
「煩い。大丈夫だつったら大丈夫だ」
怒鳴られた。
はぁ~仕方ない。
「車は私が運転しますから」
「……」
「恭介さん」
キーを渋々私に



