「き、恭介さん…キ、キャッ!」


いきなりお姫様抱っこされて…寝室へ



ベッドに寝かされ



「お前が欲しい」


「えっ?」


急にどうしたの?


「恭介さ」


唇を激しく奪われ…


――





唇が離れ…


耳元で


「愛してる」


「……」


パジャマのボタンを外しながら


「お前も…愛してくれるか?これから先も…」


「恭介さん…」


いつもの自信満々な俺様じゃなく…何か…凄く…切ない顔


恭介さんの顔を引き寄せ


「愛してます。誰よりも…何よりも…昨日よりも今日…今日よりも明日…愛してます。ずっとずっと愛してます」


唇を重ねた


――





恭介さんの唇は…


首筋から…


胸へ…


薔薇を咲かせながら

私に火を点けていった


―――


――





――


―――


――





「お誕生日おめでとう、恭介さん」


耳元で…そっと囁き…


眠りに就いた。