「恭介さん」


「ん?」


「恭介さん、イチゴは?」


「ん…お前が食べさせて」


「は、はい」


イチゴをフォークで突き刺そうとしたら、その手を押さえて耳元で


「口移しで」


……





へっ?


口移し…


「き、恭介さん」


そ、そんな恥ずかしい。


「早く」


「……」


「ん?」


し、仕方ない。


イチゴを口に入れて


恭介さんの頬に手を掛けて…


唇を合わせた。


そしてイチゴを…恭介さんへ