鏡越しに恭介さんが―
な、何か今になって恥ずかしい。
「大丈夫か?」
「ははい」
顔が上げられない。
「先に浸かれ」
「ははい」
バスタブに入る。
恭介さんがシャワーを浴び、先に全て洗い、バスタブへー
「志織」
優しく抱き寄せて
顎に手をかけ、顔を上げさせる。
「フッ 目も鼻も真っ赤だぞ」
「き汚い顔ししてるから…み見ないで」
「フッ ば~か!汚くなんかねえよ。俺にとっちゃ最高に可愛い顔だ」
な、何を…
恥ずかしすぎる。
顔を背けようとすると
耳元で
「俺を見て」
「……」
「志織?」
恭介さんの顔を
…何とも云えない優しい瞳
また涙が
「フッ またお前は」
指で涙を拭い
「泣き止め」
「き、恭介さんの…ヒック…せせいです。ヒック…」
「フッ おれのせいか」
そっと瞼に口づけを…
そして…唇に…



