「失礼します」
「しょ」
「××社の書類です。間違いないか目を通して下さい」
「……」
「他にご用は?」
「今晩」
「7時半にレストランに予約を入れてあります」
「……」
「他に」
「ん、いや」
「失礼します」
部屋を出、自分のデスクに―
だいたい社長のペースは飲み込めてきた。
それに性格も…
社長には絶対感情的になってはいけない。
なればなるほど喜んで苛めるだけだもん。
社長が何を云おうと知らん顔してるのがベスト。
どんなに怒鳴られようと知らんぷり、知らんぷり。
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