恭介さんからのクリスマスプレゼントは、素敵なワンピースと靴にバッグ。


恭介さんが瑞穂さんに頼んだらしい。


瑞穂さんも結婚してからも、やっぱり仕事はしてるし。


なんたって高級セレクトショップの店長さんだもん。


はぁ~


財布とは差がつくわ。


あ~


頭が痛い。



「ん?どうした」


へっ?


振り向いたら恭介さんがいた。


「何作ってっか知らんが、こげるぞ」


「えっ?」


あっ、ヤバい。


慌てて火を止める。

ふぅ~ギリギリセーフ!


「あ、ありがとうございます」


「ん いいけど、どうしたんだ?」


「へっ?あ、き、昨日…はしゃぎすぎたから…かな」


「ハハハ…」とごまかす。


昨日は初めて(何でも初めてなんだもん)のクリスマス…仕事はあったけど、どうしても家でクリスマスしたくて、頑張ってお料理とかした。


そして…


フフフ…


「何、思い出し笑いしてんの?」


ハッ!


「も、もう出来ますから座って下さい」


「クククク…茹で蛸」


なっ?


恭介さんを睨んだら


…チュッ!


頬にキスされた。


「ハハハ…爆発すんな」


爆発しそうです…