でも秋山先輩は知らんぷりで
「社長、これは我々社員と副社長ご夫妻とが決めたことです。改めてこの可愛らしい奥様を皆様に披露して下さい」
「……」
さすが恭介さんにも臆せず意見を云う秋山先輩だわ。
恭介さんの信頼も厚いし。
「恭介、どうせアイツ等に志織ちゃんを紹介するんだから此処からした方が早いだろ」
「そうよ兄さん。ちゃんと志織ちゃんを披露してあげて」
「副社長、瑞穂さん」
私達は本当に身内だけだったから正式に会社の人達や恭介さんの友達にも披露はしていない。
「あ~もう、分かった。お前等に任せる。志織、いいか?」
「は、はい」
「何とか社長のOKも出ましたので改めて皆様、この二組の披露宴を始めさせて頂きます。先ずは乾杯から、グラスをお持ち下さい」
グラスを渡され
「先ずは黒崎さん瑞穂さん、ご結婚おめでとうございます。そして藤倉さん志織さん、遅ればせながらご結婚おめでとうございます。乾杯」
「乾杯」
一口飲み
「おめでとう」
お祝いの言葉と拍手
皆さん、ありがとうございます。



