「俺様が洗ってやるつってんだ。云う事聞け」
「い、いえ」
「ごちゃごちゃ煩い。洗ってやっかから」
「キ、キャッ」
抱き上げられ、バスタブから出た。
わ、私…たぶん
「クククク…お前、全身…真っ赤」
やっぱり!
いくら照明落としてるとはいえ、分かるよ。
「頭洗ってやっから、目を閉じてな」
「キャッ!」
頭からシャワー掛けられた。
手荒すぎる。
目をきつく閉じてるしか仕方ないよ。
「フッ…目閉じてたら恥ずかしくないだろ」
えっ?
シャンプーを頭に掛けられ…優しく優しく…洗っている。
恭介さん
乱暴に扱われたのも恭介さんの優しさなんだね。



