庭に出て―


「星が降ってきそうですね」


満天の星空。


恭介さんは、いつものスコッチ。


私はさすがにヴァイオレットフィズは無理なのでスパークリングワイン。


「星に手が届きそうですね」


「ん…お前、どの星が欲しい?」


「う~ん そうだな。あっ、あの青い星」

指差す方を見て


「あれか?」


「はい」


「ん、じゃあお前にやる」


「フフフ…ありがとうございます」


フフフ…


星をもらっちゃった。


今だけの私の星。


……





さすがに四時間も昼寝をしたので眠りは訪れない。


静かにお酒を飲みながら、お喋りをして


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