Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~




「あの方が旦那さんですか?」


へっ?


あっ、インストラクターさん。


「は、はい」


「カッコイイ旦那さんですね」


「あ、ありがとうございます」


何だか照れちゃう。

「明日は旦那さんと一緒に潜って下さいね」


「えっ?いいんですか?主人は上級ですよ」


「大丈夫です。今日、基本は教えましたから…それに」


「はい」


インストラクターさんが声を小さくして


「今、旦那さんの方に付いてる者が云ってたんですが、女性陣に囲まれて大変だったようですよ」


「……」


「せっかくのダイビングなんですから…お二人で楽しんで下さい。旦那さんになら任せられますから」


「あ、ありがとうございます」


何回も頭を下げる。

「いえ、頭を上げて下さい。楽しんで頂くのが俺らの仕事ですから」


「…はい。ほんとにありがとうございます」


いい人だなぁ、インストラクターさん。

少し大きな声で


「あっ、旦那さんが来られましたよ。じゃあ」


周りに私の『旦那さん』だと分からせてくれてるみたい。


「はい」


すれ違いざまに恭介さんに軽く会釈して行く。


ほんと、いい人に当たってよかった。