「俺が嫌いだって…」


浴衣の胸元を少し開け…


喉元に印しをつける。


「ん?」


「恭介さん…止めて下さい」


「じゃあ、好きって云え」


「……」


耳元で


「嫌いじゃなく…好きって」


甘く囁かれる。


顔を上げて私の顔を見つめ


「云って」


「……」


「……」


「す…き…」


額に額を合わせ


「ん…も一回」


髪から櫛を外し、お団子を解いて、梳いてくれる。


その指が優しくて


恭介さんの首に腕を回し、耳元で


「大…好き…」


「ん…も一回」


「大好き」


…ッ!


激しく…甘い…口づけを…された…