何か…眠くなってきた。 コイツの肩に頭を預けて…眠る。 ――― ―― ― グスッ グスッ… ん?な、何だ? あっ…映画終わったんだ。 …って! コイツ、泣いてる… 「大丈夫か?」 さっきとは逆に、コイツの頭を俺の肩に押し付け 「は、はい。グスッ」 「ん」 暫く泣かせておき 「ぼちぼち出るか?」 「はい」 やっと泣き止んだ。 エントランスに出て 「恭介さん、顔直してきますから待ってて下さいね」 「あぁ、ゆっくりでいいぞ」