社長を抱き寄せて、耳元で 「文句ないですよ。私も早く恭介さんの奥さんになりたいです」 そっと唇を重ねる。 「恭介さん」 「ん?」 「愛してます」 「フッ 当たり前だ。ば~か」 当たり前なの? 「志織」 「はい」 「お前の鎖骨に薔薇を咲かしてもいいか?」 鎖骨に薔薇? あっ、キスマーク 「ん?」 「恭介さん」 「ん?」 「は、恥ずかしいです」 「クククク…」 パジャマの一番上のボタンを外して… ―― ― 鎖骨に… 薔薇を… 咲かせた。