Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~




「賑やかでしょう。ごめんなさいね」


「い、いえ」


お母様も綺麗で優しい。


「あ、これ、お口に合うか分かりませんが」


「ありがとう。デザートに戴きましょうね」


「志織ちゃん、中味何?」


「瑞穂」


「だって冷やさなきゃいけない物なら冷蔵庫にいれなきゃ」

瑞穂さん、はっきりしてるなぁ。


「ゼリーとプリンです」


「わ~ありがとう、大好きなんだ」


さっさとキッチンへ―


「で、恭介 昼飯前に聞かせてもらおうか」


「親父、お袋、俺 志織と…コイツと結婚すっから」


社長、もうちょっと云い様が。


私は俯くしか…


「お前が結婚したいのは分かってるが…志織さん、いいのか?こんな自分勝手で我が儘気ままな男と結婚して」


お父様


「親父、何を」


「お前は黙ってなさい」


鶴の一声だ。