Apasionado!2~俺様社長様の甘い誘惑~




「何?」


「えっ?」


急に怖い声が頭上から落ちてきた。


「俺と親父を見比べてっから」


「い、いえ、そ、そんな」


「フフフ…そりゃお父さんと兄さんが全然違うからよね」


「……」


「兄さんは自己チューの我が儘男なのに、お父さんは優しいし、いい男だもんね~志織ちゃん」


「瑞穂、テメエは煩い」


妹さん、瑞穂さん よく平然と社長に突っ掛かれる。


尊敬しちゃう。


「二人共、志織さんがビックリしてるじゃない。もう止めなさい」


お茶を持って来て下さったお母様の一言で、二人はピタッと…


す、凄すぎる。


社長を黙らせる人がいるなんて。