「し、社長! も、申し訳ありません」
再び頭を下げまくる。
「いや」
「あ、あ、恭介」
副社長の声に振り返り
「誠、この書類」
「あ、あぁ、こっちへ―高藤はもう帰っていいから」
「高藤さん、もうい、いいから」
?なんだろう、副社長も先輩も焦っちゃって
「はい、じゃあ、失礼します。お疲れ様でした」
部屋を出た。
……
…
だけど、やっぱりイケメンねぇ。
あんな間近でイケメン見れちゃった。
フフフ…ちょっとラッキー
「どうしたの?何かいい事あった」
あ、営業の先輩
「お疲れ様です。いえ、至近距離で社長の顔を見たから…ホントにイケメンですね」
「えっ?社長を…で、何か云われた?」
何…先輩まで焦ってんの?
「いえ、何も、すぐ副社長の部屋に入られましたから」
「そ、そう」
「はぁ~」なんて溜め息までついてる。
「あ、あの何かあるんですか?」
「へっ?別に…何もないわよ」
ハハハ…なんてとってつけたような笑い。
何かあるの?
【高藤志織 side 終】



