警視庁捜査一課の事件録

「じゃあいいじゃない?」


「・・・・・」


ひかりはちらっとカウンターを見た。



「何? 私に気にしてるの?」


ひかりの視線の先には猫さんがいた。



「そんなの気にする必要ないよ?
昔のことなんだし。」


「・・・・・」


ひかりはコクリと頷き俯いた。



何この空気は・・・?


潤子は余計なことを言ったのではと
心配そうに二人を見つめた。