事件がひと段落して、
潤子たちは居酒屋に来ていた。


「しかし今回の事件は
やるせなかったですね・・・」


「うん・・・」


実亜の言葉にみんなが黙り込んだ。



「中島が悪いんですよ!!
あいつが逆恨みなんかするから!!」


零がそう言うと、潤子が、


「それは言えないわ。
中島の幼少期を思えば・・・」


「・・・・・」


「母親に預かられていれば、
兄弟話し合えていれば・・・
たらればを言い出せばキリがないけどね。」


「そうですね・・・」