警視庁捜査一課の事件録

「まだ付き合い始めて間もなかった、
デートも一回くらいしか
したことがない時期でした。

そんな時に似た者の男が現れたらどうです?」


「まさか・・・」


「はい、美加は俺と武志を間違えたんです。
けど、いつまでも気付かないはずがない、
いくら似てるからと言ってわかります。

しかしその時は遅かった、
武志は美加を脅し、
『言ったら俺にすべてをバラす。』
そう言って、何度も何度も美加を・・・」


「・・・・・」


酷い話に実亜は顔を背けた。



「それであいつを殺してやろうと思いました。」


「でも殺しては・・・」



「後悔はしていません。
美加の苦しみを思えば・・・
あいつから美加を守りたかった・・・
俺たちの幸せを守りたかった!!」


大竹はそう言って泣き崩れた。