警視庁捜査一課の事件録

「月人、大丈夫?」


佳歩が月人に歩み寄り、
そっと腕に触れた。



「ああ、大丈夫。」


「早く治療しないと。」


「ああ。」


月人の背中をやさしく擦る佳歩、
二人は医務室へと向かった。



「潤子、ちょっといいか?」


「ああ、うん。
それよりあんたも早く
傷の手当てを・・・」


「それは後でいい、
話が先だ。」


栄治・・・


栄治の真剣な眼差しに潤子はコクリと頷いた。