Secret Prince[短篇]







「ふわぁ〜っ」






二度目の朝を迎える。



あれ……







いつも目覚めるとあるはずの裕二の腕がないことに気がつく。









時計を見ると2時を過ぎていた。









「…もう行っちゃったのかな」









大事な会議あるって言ってたしな。











とりあえず、服を来てリビングに向かう。











「あれ、」



そこで見つけた茶封筒。













これって確か、大事な書類じゃなかったっけ?




中を確認すると確かに今日の日付が書いてある紙が入ってた。














「と、届けなきゃ!」






急いで私服に着替え、髪をとかし、部屋を出る。












……間に合うかな?