「印、つけとかなきゃ」 にっ、と笑いながら梨華の顔を覗き込む。 「…馬鹿っ//」 当たり前だよな? コイツは俺のだし。 それに、健って奴もいるかもしんねぇし。 梨華はまだ学生。 学校での生活は俺は知らない。でも、俺のいない所で他の男に笑いかけてるかと思うと胸がムカムカする。 「……行くよ」 それでも年上という肩書が俺を素直にさせない。 余裕なんかねぇくせに、余裕を見せたいんだ。 「んっ」 付けたばかりの印を指でなぞり、車を降りる。