YONAGO-LOVE STORY【2】

「孝次にーちゃん、せっかくの休みだったのにごめんなさいね」

「加奈枝?それはいーんだけどよ…」

「そのへん歩こう…」

駐車場を後にオレらは
歩きだす。

…無言。

なんだか言いにくそうな加奈枝…

ゆっくりと歩きながら…

オレは
加奈枝が話しを始めるのを

辛抱強く待った…

なにモジモジしてるお前…

オレも
気が長い方ではない…

少しづつ

イラついてくる…

「…何だぃや…お前がオレを呼んだんだらァ!?」