「お前さ~いずみの事が気に食わねぇから?だから?今度はそういう嫌がらせをオレにするってか?」
ガハハハハ!
オレまで狂った…笑い叫んじまってた!
「私は伝えたかったの。この思いだけは貴方へ。」
加奈枝はさも真剣そうなふうにそう言ってくる…
信じらんねぇぜ…
「…だから…いずみさんが羨ましくてたまらない…悔しくて…敵意を向けてしまった。ごめんなさい」
「オレはそんな加奈枝は知らねぇよ…。オレが知ってるお前はあくまでも『良き長きダチ』だぞ。ガキから大人まで兄妹同然に…一緒に成長してきた」
タバコが増える…やべぇな!
この箱昨夜買ったばかりだぞ…このペースで行くと今日の夜には無くなっちまう…
吸いすぎだ…やべぇや…
「お前のことをオレは利津子と同じまるで妹みてーに接し、遊んだり時にはケンカしたり、ふざけ合ったりした加奈枝だよ。」
「私は例え貴方から、ただの妹同然に見られてても…いつの間にか恋愛感情を抱いていたのかもしれない」



