楽しみにしていた
花火も終わっちゃって
しかも雅樹に会えない日が続いて
でも学校に行かなくちゃ
いけなくて…
私の夏休みは散々だった。
(もう…実行委員やめたい……)
そう思っていた時
やっと雅樹と
会えることになった。
<<会うのはいいけど
どこで遊ぶの?>>
<<んー…俺ん家来る?>>
(い、家…!?
ついに来たか、おうちでーと!)
私はるんるんでその案にのった。
学校で文化祭の準備、
とお母さんに嘘をついて
家を出た。
遊びに行くっていうと
「課題やりなさい!」
ってうるさいから…
を走らせること30分。
雅樹ん家に到着した。
前に家を教えてもらったことは
あったけど
中に入るのは初めてだったから
すごく楽しみだった。
(なんてったってえんとつ付きの
おうちだからね!)
インターホンを押すと
雅樹が出てきた。
「どうぞ。」
「お邪魔します…」
中に入ってみると
やっぱり家は広かった。
しかもすごくおっきい
テレビもあって
薪ストーブまであって
私ん家なんかとは比べ物には
ならないような家だった。
「すごい!広い!いいなあ!」
「そうでもないよ。
普通じゃね?」
「これが普通だったら
私ん家は物置小屋だわ。」
それから2人でソファに座って
テレビを見た。
途中キスをしたりハグをしたり
いちゃいちゃしながら…。
あっという間に時間が
過ぎてしまい
すぐに夕方になった。
「もう帰るね。
お邪魔しました。
ばいばい。」
「ん、ちょっと待って。」
雅樹に腕をつかまれて
引き留められた。
そしてキスをされた。
「ばいばいのちゅー」
「うん。またね。」
私は普通にしているので
精一杯だった。
胸が苦しくなって
息ができなかったから。
うれしくてときめいていた。
