待ち合わせ場所の駅に着くと
みんないた。
が、雅樹も優太も
草食系男子…………
なよなよしていて
全く動かない。
私となおはこの花火大会に
来るのは初めてだったから
どこが会場かもわからない。
我慢できずに私は
雅樹の腕をたたいた。
「しっかりしてよ!
どこが会場だか
わかんないんだから
ちゃんとリードしなさいよ!」
「え、俺?」
「俺?って雅樹と優太しか
わかんないんだから
ちゃんとしてよ!
ばか!」
「おい、石川、俺に振るなよ。
ここはごっちゃんがだろ?」
ごっちゃんとは
わかるとは思うけど
雅樹のあだ名。
3人のやりとりをみて笑うなお。
ごちゃごちゃ揉めながら
なんとか会場に着いた。
気がついたら歩いてる途中から
優太となおは手を繋いでいた。
2人っきりにした方がいいと
思い、私と雅樹は
離れたところに座った。
すると、けーたいが鳴った。
めーるだ。
優太から
<<1ヶ月記念日おめでとう!>>
一斉送信で同時に
雅樹にも送られていた。
「あ、今日記念日か…」
バタバタしていたから
気がつかなかった。
雅樹も同じく…
続いてなおからめーるがきた。
<<1ヶ月記念日おめでとう!
仲良くしろよ!>>
「なんか1ヶ月早かったね。」
雅樹が言った。
「え、そうだね。
まだ1ヶ月って感じもするし
もう1ヶ月なんだって
感じもする。」
「うん…」
