僕は意味が分からなくてただ立ち尽くしていた




「この子はね


宮地 留衣っていうの」




「えっじゃあ…」






「そう…祐の妹」







留衣さんは茶色の髪に
長いロングヘアーで
水沢先輩とは違う可愛い感じの顔だった






「留衣はね、2年前に事故にあって…



この学校普段ピアノ使えないから夜来て練習しているの」






「…そうなんですか」







すると留衣さんは静かに話しはじめた








「…私、ピアニスト目指してたの


でも事故に遭って…








やめようかとも思ったわ







でも…」