「水沢先輩は何を選んだんですか?」







「え…教えてほしい?」





「そりゃもちろん」






「…まだ決まってない」



「…先輩、人って嘘をつくとき右上を見るらしいですよ」





「…ふ、ふーん


そう、そうなんだ」














「先輩、分かりやすいですね」













「…うぅ」








といって水沢先輩は泣きはじめた(ウソ泣き2)







「いいじゃないですか


教えてくださいよ!」


僕が問いただすと





「…秘密」







と怪しく笑って水沢先輩は図書館から出ていった








今日はネクタイをしていたから先輩は写真をとらない