行って見ると宮地先輩はいなかった




「あれ?いない…」



「さては帰ったんじゃないですか?」




すると水谷先輩はため息をついた










「あの子のサボりぐせは治らないのかしら?」




「治りませんね、絶対」












そういって部室に帰るところだった











「あっ…」










俺の目の前には寒い中、風を切って走る陸上部の姿があった