恋愛短編



ドキドキしながら学校に行き教室に入ると




「白石さん!おっはよー!!」



神崎くんが一番に挨拶してくれた



「お、おはよ…」



神崎くんはへへへっと笑い私に向かってニッコリ笑った



また私の心臓が早く動き出す。




神崎くんに近づいて行って



「あ、あの…これ…約束の本…」


昨日のが話に合わせてくれただけで本当は読みたくなかったら…っと少し不安になっていると



「ありがとう。いつ頃返したらいい?」




「そ、そんな…いつでも…私もう読んだから…」



「じゃなるべく早く返せるように頑張るから」


「えー?なーにぃ?それー」


私達の会話に割って入って、川口さんが神崎くんに話かける





川口さん…確かに昨日も神崎くんの傍にいた…



なんか…仲良くて羨ましい




「これ?本借りたの」




「うっわ!?誠そんな難しそうな本読めんの?」



「お前と一緒にすんなし、読めるし、つか読むし!」



「無理しないのー。あたしが横で朗読してあげよっか?」



「大きなお世話」



「ひっどー、白石さんこいつひどくない?」


相槌を求められ愛想笑いで返す。