恋愛短編



神崎くんの声も震えてるみたい。



自分だけじゃない事を知って安心する。



「生徒手帳……」



「あっ、あの、それ私が……」




「入れたの、俺」




「え?」



……俺、って?
昨日、神崎くんの机に入れたのは、私。
それは、自分自身が、よく分かっている。




「最初に、白石の机に入れたの、俺だから」



「え………、ええ!?」



それはつまり一週間以上前の………、あれ?




何で、他人の机にわざわざ、自分の生徒手帳を入れる必要が?




「……なんで、そんな……?」




「…話かけて欲しかったから」