目だけを動かして隣を見ると。
「白石」
「っ!はいっ!」
名前を呼ばれ顔が強張る。
続けて何を言われるのかと緊張していると、ゴンっ!と鈍い音がして、
「いいい……いって……マジで…」
「神崎ー、お前は授業妨害するのが趣味なのか?」
いつのまにか居た先生が、拳で神崎くんを殴った。
神崎くんは、痛さでうずくまりながら、
「……せんせ……空気よめ……」
余裕がないのか、途切れ途切れのタメ語。
「今日は、お前中心に当てるからな。」
「はっ!?ひっどいっ!!」
ちょっと責任を感じる。
でも、先生が来てくれてよかった。


