「神崎くん帰らないの?」 「うん、和幸待ってるんだ」 「そう…」 帰ろうとバックを持ち立ち一歩足を進めて 「…………」 また戻って座り直した。 「白石?」 「私も……、一緒に待っててもいい?」 多分、顔真っ赤。 こんな事言ったら、私の気持ちばれちゃうかな。 それでもいい。 ばれても構わない。 「あの……ど、読書の邪魔しないから」 「いいよ、邪魔しても」 そして、神崎くんは、はにかむ様に笑って、 「白石なら、許す。いっぱい邪魔していいよ」 パタンと本を閉じた。