恋愛短編



「川口さんは、私が神崎くんの隣だから話かけてくれるのかも。」



神崎くんが居なかったら私達は話さなかったと思う。



「ってことはさ、……ねー、ねー」




「?」




友達のひとりが内緒話するかのように机の中心に顔を寄せる、つられて私達も顔を寄せた。





「川口ちゃんと神崎くんってやっぱり付き合ってんの?」



「え………」



ふたりが?



確かになかいいとは思うけど。



「あー、あたしも思ってた、結構一緒に居ない?あやしいよね」




「同中だって聞いたけど、それだけであんなに一緒に居ないよね」




他人の恋ばなに盛り上がるふたりの声が遠くに聞こえてる見たいに感じる。