また君は嘘をつく



周りは屋台やら子供やらで
賑わっているはずなのに
2人の空間は無音と化していた。


2012 am10:02 哲二

「ああっ!ちょっと哲!」

誰もいないはずの1階から
聞き覚えのある声がした。