────玄関扉を開くとシチューのいい匂いがした。
「ただいま、お母さん」
「穂香、おかえり。友達と楽しく遊べた?」
「うん、女の子四人でファーストフード食べて、それから隼斗と公園で散歩した。ジュース飲んでお喋りして」
お母さんは嬉しそうに笑う。
「楽しそうね。隼斗くんと一緒なら安心だもの」
手を洗ってシチューの丸いお皿とスプーンを出す。
お母さんのシチューはジャガイモもニンジンも丁寧に小さく切ってくれるから、食べやすくて大好き。
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