そんな日、もう二度と来ないんじゃないかと思う。 「穂香ー!」 コンビニの前で、美咲が手を振っていた。友達みたいな親しげな雰囲気じゃなくて、もっと遠慮がちに美咲は手を振る。 「穂香が来るの待ってた。携帯電源おちてるよ。充電切れじゃない?」 「え、あ、ほんとだ……ごめん」 「どこか二人で話せる場所ある?」 私が公園の話をすると、美咲はそこに行こうというので、コンビニで紙パックのジュースを二つ買って公園に移動する。