瞬間に2人も俺の方をみた。
先輩は驚いた顔をしていて男の人の方は
綺麗な青い瞳の奥が真っ暗だった。
「理恵先輩」
「相太君…っ」
その声は少し震えている感じがした。
「今いいですか?」
「な、別にあたし話すことないんだけど…」
「いいから」
ガッと先輩の腕を掴んだ。
「ちょっと!」
空き教室に先輩を無理やりいれた。
最初抵抗していた先輩も力には勝てないと確信したんだろう。
手を離しても逃げることはなかった。
「な、なに…」
全く目を合わせない先輩に凄いむかついてきた。
「無視してますよね?」
「し、してないから!」
嘘がヘタすぎでしょ。
「嘘つき。」
「嘘じゃなっ…うっ」
強引に唇を奪うと先輩の顔は一瞬で真っ赤になってった。
「…っは…やめ…て」
「嘘つく先輩が悪い」
ムカツク…。

