「憎いよ。俺から美海を奪う海斗が。」 「………ごめん。」 ダンッ 突然、亜季は椅子から立ち上がり俺の服の襟元を掴み壁に押し付けた。 「憎いっ………!」 久しぶりに見たな、亜季の叫ぶ声。 俺は、意外と冷静で亜季の拳が俺に向かっている時も冷静に亜季をただ、見つめていた。 当然の事だよな。 俺は、歯を食い縛る。