俺も、布団の中に潜り込み、美海の顔を探す。



「見っけ。」



布団の中で、どういう表情をしているか何て解らないけれど目の前には美海の顔がある。


距離が近く、お互いの息がかかる。



「ごめんな、昨日は‥突然あんな事して。しかも、加減してやれなかったし。………怖かったよな。」



怖く無い筈無いよな…。


しかし、返ってきた返事はとても意外なもので。



「幸せ――でした。」


「…え?」


「海斗さんを、たくさん感じる事が出来て幸せで‐‐ンッ…!」



本当、反則過ぎる。


こんな状態でそんな言葉言っちゃうなんて、


…誘ってるとしか思えねえ。