「どうしたんだい、お嬢さん…?」 と、バーの店主らしき男の人がお酒を注ぎながら答えてくれた。 「海斗さん…いませんか?」 「……居ねえなあ」 間を空けて答える店主。 「嘘…付かないで下さい!海斗さんに会わせて下さい!!」 私は店主に近づき、カウンターまで詰め寄る。