「悠さん!海斗さんが何処に居るか知りませんか!?」



私は興奮気味にそう訪ねる。


悠さんならきっと、知ってるに違いない。



「あ……ぁ。海斗なら、あそこを曲がった所のバーに居る筈。」



悠さんが、指差す場所は繁華街を更に奥に言った場所。


以前の事もあるから、少し怖いけれど、今は躊躇してられない。



「えっ!?美海ちゃん何処行くの!?」



いきなり走り出す私に困惑した声が後ろから聞こえた。