海の恋人~人魚姫×最強総長~ 【下完】




「目、瞑ってて…」



と、言ってもさっきからずっと瞑ってたみたいだけど。


ゴソッと、ポケットから小さな箱を取り出す。


そして、美海の手に握らせる。



「いいよ、目、開けて」



ゆっくりと開かれた瞳。


瞳がネックレスの小箱を見つめる。



「これ…‥?」


「1ヶ月記念日のプレゼント。早く、開けてみな。」


パカッと小さな音を立てて、ネックレスは開かれる。

すると、美海は俺の想像していた通りの嬉しそうな表情を浮かべていた。