「………美海?」 手を繋ぎながら俺の一歩後ろを歩いていた美海の足が突然、止まる。 俺は後ろに引っ張られる感じになってしまう。 声をかけても停止したまま。 美海は一点を見つめている。 俺は、美海の視線を辿る。