海の恋人~人魚姫×最強総長~ 【下完】



「何も、起きないじゃないですかっ…!」


「クスッ…。」



また、小さく笑う男は笑顔を浮かべながら私の背中を海へと押し出した。


…!?


体制を立ち直そうにももう、全て…遅かった。



バッシャーン!!


大きな音と水しぶきを立て海に体が染みて行く。


この時期の海はまだ冷たくて身体がブルッと震えてしまう。