次の日。

マユミは手を合わせて

私に謝った。


「ゴメン。まさかあんなとこで、

良哉がいると思わなくて」


「・・・もう、いいよ」


「ユリ…」


「誤解された」


私は泣き出した。


マユミはオロオロするばかり。


「私がなんとかする」

マユミは廊下に出て行った。