それから数日後。


オレは、門のところで、


ユリを待ってた。


「君、良哉君だっけ?」

振り返ると、

この間の、純てやつだった。


「なんか用?」

「ユリの事なんだけど」


・・・『ユリ』だぁ?!

ふざけんな。

勝手に呼び捨てなんかしやがって

オレはそいつを睨んだ。