あずさまでもうかない顔に・・・。 「何?何かあったの?」 神妙な空気の中、口を開いてくれたのは愁だった。 「あいつの親・・・。この間亡くなったんだよ。事故で・・・。」 えっ? すると今度はあずさが 「ほら、このあいだ渉、学校休んだ時があったじゃない?」 あずさに言われて思いだした。 この間、いつも渉くんと一緒にお弁当を食べるあずさが、珍しく「美穂達と一緒に食べていい?」と言ってきたことを。