「……男子バスケ夏季大会予選。」


大きな体育館の前に私たちはいる。

結局来ちゃいました!

途中で、家によってちゃんとケーキはお母さんに渡したからもう安心。


「去年は、愁が熱出してまで来たよな!ここ」

「ああ、そーいやそんなこともあったっけ?」

「あたしも覚ええるで!おかげで予選落ちしたんよな?」

「うっせー…」


軽くキレた神崎君。
スタスタと歩いて行っちゃった。