I need you



「それで、運んだって訳ね?」

はぁー…こいつに担がれるとか一生の恥

お父さん、お母さん あんな野郎に担がれた娘をどうか許してください

↑精一杯の謝罪。

「珍しくまともな回答だな、おい。」

何がだこの野郎。

同じ家の作りなんだから嫌でもわかってしまうわ!!!

ちくしょうめ!

「眠い…。」

うん。非常に眠い

あぁ、あれだ!
あの糞零夜の発言のせいで寝れなかったあの1日分の睡魔だね?


来るのが遅いよ睡魔君。

「これ以上寝るつもりかこら。」

ん?
私何時間寝てたの?

「丸々1日」

うそーん!!Σ

えっ学校は?

ん?
てか何で考えてる事がバレてるんだ!

はっΣ
もしや本当に超能力なのか!

「しっかり声に出してるけど?」

はい。すいません

「まぁ熱もあったし、寝てないとしても学校は無理だったよ。」


熱あったのか……。

「馬鹿は風邪引かないってゆうのには」

ほんとだよねー

っておい!!
熱出したのも、寝不足で爆睡したのも全部お前のせいなんだけど?


そう考えてる間にも睡魔君の暴走止まらず……。

五分後にはしっかり爆睡しましたとさ!!